木製品のオーダーメイドを注文する魅力とは？用途や注意点について詳しく解説！

木製品のオーダーメイドには、既製品にないメリットがたくさんあるのをご存じでしょうか。木彫りのオーダーメイド品・特注品は、自分だけの品や心のこもったプレゼントにぴったりです。ここでは木製品のオーダーメイドの魅力や用途、注意点などについて、詳しく解説していきましょう。

木製品をオーダーメイドする魅力とは？

木製品のオーダーメイドには手彫りならではの魅力があります。ここではハンドメイドの木製品を特注することの魅力について解説していきましょう。

他の人と被らない

当然ですが、オーダーメイドの注文は大量生産品と違い、他の人が同じ物を所持することはありません。さらに、木製品は使う木によって木目や色味が異なります。そのため、たとえ同じデザインで同じ物を作ろうとしても再現することは不可能でしょう。

そのため、一度作ったオーダーメイドの木製品は、世界に1つしかない品となるのです。オリジナリティを出したい場合や世の中に出回っていないものが欲しい場合におすすめです。

自分好みのデザインにできる

既製品では自分のイメージにそぐわなかったり、気に入った物を探したりすることに労力がかかります。その点オーダーメイドですと、理想のデザインさえ頭に浮かんでいれば、自分のお部屋に合ったインテリアなどを作成できます。機械仕上げだと難しい装飾も、手彫りならば複雑な意匠をこらすことも可能でしょう。

好きな素材を選べる

オーダーメイドでは、お好きな木材を選べます。木材は、樹種ごとに色味や木目、硬さなどの違いがあるのです。もちろん、用途によっておすすめの樹種はありますが、基本的にはお好きな木材を選べます。色味の明るいものや暗いもの、はっきりとした木目ものやワイルドな木目のものまでさまざまな選択肢があるでしょう。

オーダーメイドの木製品の用途には何がある？

オーダーメイドの木製品ではさまざまな物を作れます。ここではその一例をご紹介していきましょう。

記念品となるようなオブジェやトロフィー

オーダーメイドの木製品の代表的な用途で、イメージされたデザインを基に作られます。大会優勝を記念した木彫りのトロフィーやペットの写真からオブジェを作ることも可能です。木のオブジェは、金属製にはないぬくもりや経年変化による味わい深さもあり、贈答用としてもおすすめです。

看板や象徴となるレリーフ

看板やお家の外装に飾れるレリーフも、木製品のオーダーメイドでは人気です。木製品の看板は、見た人に格式高い印象とともに、温かみや安心感を与えられます。また、レリーフの特徴は、複雑な浮彫が重要になるため、木彫りの良さが直に表れるでしょう。

オリジナルの懸魚

懸魚は、屋根の破風板につける彫刻の飾り板のことです。軒先を隠すためにあるもので寺院やお城などで取り付けられることが一般的です。また、火災の危険がある木造建築を火から守るために、魚をモチーフにした装飾になっています。関東大震災以降復興のシンボルとして使われた歴史もあるのです。この懸魚は梅鉢懸魚やかぶら懸魚、いのめ懸魚などの種類があり、木彫りならではの意匠がこらされています。

木製品のオーダーメイドの注意点

ここまで解説してきたように木製品のオーダーメイドには他に代えがたい魅力があります。しかし、オーダーメイドにはいくつかの注意点もあるので解説していきましょう。

仕上がりイメージを共有するのが難しい

まず上げられる注意点として、仕上がりイメージを共有することが挙げられます。オーダーメイドの注文を受けて作成するのはあくまで作り手なので、ご自分がイメージする完成図をしっかりと伝えることが大切です。このイメージの共有をおろそかにすると、出来上がった時に「なんだか思っていたのと違う」ことになりかねません。

たとえばペットのオブジェを作りたい場合は、お互いがイメージしやすくしましょう。完成時のポーズをさまざまな角度から撮った写真を用意したり、大きさを定量的に共有したりするなど、こだわりがある場合も具体的に伝えることで、職人さんにしっかりと表現してもらえます。

制作時間や費用がかかる

オーダーメイドは、制作に入るまでにいくつかの工程があるため、注文から完成までにかなりの時間がかかります。依頼した木製品にもよりますが、早くても1週間、大がかりな制作だともっと時間がかかる場合も多いのです。そのため、急ぎの注文がある場合は早め早めに依頼することが大切です。

また、手彫りのオーダーメイドは、時間がかかるため既製品より費用が高くなる傾向にあります。ホームページの作品例を見たり、注文時にどれくらいの費用がかかるか見積りをとったりすることが大切です。その際、正確な見積りを出すために、要望をしっかりと伝えることが重要です。

まとめ