木製品の雑貨の良さには何がある?木の魅力や樹種、適した置き場所について解説

木製品の雑貨の良さには何がある?木の魅力や樹種、適した置き場所について解説

木製品雑貨は、お部屋の雰囲気づくりに役立ち、ナチュラルな印象にしてくれるアイテムです。そんな木製品雑貨は雰囲気づくり以外にも役立つ効果があることをご存じでしょうか。ここでは、木製品雑貨の魅力や樹種による違い、最適な置き場所などについて、詳しく解説していきましょう。

木製品雑貨の魅力とは?

木製品の良さといえば、温かみやナチュラルな雰囲気などが挙げられます。その他にもさまざまな魅力があります。時間経過により見た目が変わること、吸湿作用やリラクゼーション効果の期待など、ここでは木製品のメリットについて詳しく解説していきましょう。

経年変化を楽しめる

木製品の一番の魅力といえば、時間をかけて色や風合いが少しずつ変化していくことでしょう。見た目の変化が起きる要因は、主に光の影響が大きく、リグニンという木の成分が紫外線を吸収分解して色が変性していきます。それによって木材の色味が濃くなったり薄くなったりとさまざまな表情の変化が楽しめるのです。

ただし、ウレタン塗装の木製品は、ウレタンが紫外線で劣化してしまうため、なるべく日に当てない方が良いでしょう。無塗装の無垢材やオイル仕上げの木製品は、経年変化を楽しみやすいでしょう。しかし、その反面、傷や水に弱いなどの性質があるため、塗装されているかどうかはチェックしましょう。

調湿効果によってお部屋の湿度を調整してくれる

木製品は、水分を吸収したり放出したりする調湿効果があります。湿度が高い日には、吸湿して部屋の湿度を下げ、湿度が低い日には、放湿して部屋の湿度を上げてくれる働きがあります。小さな雑貨だと微々たる働きかもしれませんが、雑貨の数が増えた場合や、大きな家具だとその効果は大きなものになるでしょう。

木の癒し成分フィトンチッド

フィトンチッドとは、植物が身を守るために放出する物質のことで、植物に害を与える昆虫や微生物を忌避する働きがあります。昔から、お寿司やおにぎりを包むものに笹や柿の葉が使われてきたように、殺菌・防腐効果があるのもフィトンチッドの効果だといわれています。

木製品になってもフィトンチッドの効果はあり、ストレスホルモンを減少させたり副交感神経を優位にし、リラックスさせたりする効果が期待できます。また、材質によっては防虫効果や防カビなどの抗菌作用もあるといわれています。

木製品雑貨に使われる木の種類

木製品雑貨には、さまざまな樹種が用いられ、それぞれに特性があります。ここでは、木製品雑貨に良く使われる樹種について解説していきましょう。

ナチュラルな色味のウォールナット

クルミの木で加工しやすく、ナチュラルな雰囲気が強く風合いも良いことから人気がある樹種です。色味は濃い色から薄めの色まで幅広く、同じウォールナットでもさまざまな色味を楽しめます。経年劣化による風合いの変化も魅力的で、独特な色褪せがあります。

木目がはっきりとしたホワイトアッシュ

アメリカタモともよばれるモクセイ科の木材で、硬くて木目がしっかりとしているのが特徴です。木目が非常に美しいため、テーブルなどの大きな家具に使われることも多いでしょう。最初は黄白色ですが、経年劣化により人肌色に変わっていくのを楽しめます。

日本を代表する木材であるケヤキ

日本各地に自生するニレ科の木材で、耐湿性や耐久性に優れているのが特徴です。日本では古くから利用されている木材の1つで、大黒柱という言葉はケヤキを指します。大切に手入れをしていくことで美しい光沢がでるのも魅力の1つになります。

木製品雑貨の保管方法

木製品雑貨は、水や高温多湿に弱いため、保管方法や設置する場所が大切です。ここでは木製雑貨の置き場所として避けた方がよいところについて解説していきましょう。

ヒビや割れを防ぐために水気を避ける

無塗装やオイル仕上げの木製品雑貨は、水に弱く、水気のある場所に長期間放置するとひび割れを起こす恐れがあります。そのため水がかかる可能性のあるキッチンや洗面台、お風呂場付近は避けた方が良いでしょう。木製のキッチン雑貨は、水で洗った後水分をしっかり拭き取りよく乾かすとカビや変色が発生しにくくなります。

ストーブの前など高温になる場所には置かない

木製品は、温度変化に弱いため、高温となる場所は避けた方が無難です。木材には調湿作用があります。しかし、極端に乾燥したり湿気が多かったりするとこれもひび割れの原因になります。

直射日光には気を付ける

前述したように木材は紫外線を浴びると変色します。しかし、それ自体は木の味わい深さを増すものなので悪いことではありません。ただ、直射日光を浴びせてしまうと変色のスピードが早く、微妙な変化を楽しめません。そのため日の当たらない場所に置くことで、緩やかな経年変化を感じることが可能になります。

まとめ

木製品雑貨は、お部屋の雰囲気づくりに欠かせません。調湿作用やリラックス効果など、見た目以外の部分でも役立ちます。また、使用される木材の種類によって出来上がる雑貨の風合いや特徴が違ってくるので、お好みの樹種を見つけるとより木製品雑貨選びを楽しめるでしょう。

「有限会社伊川彫刻店」では、主に木彫りの五月人形や雛人形、神棚などを販売しています。そのほか、木製品の雑貨もご用意しております。さまざまな樹種の靴ベラや掛け時計、一輪挿しなどの雑貨がございますので是非一度ご覧ください。

 

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