いつから飾る?五月人形の飾り方と注意ポイントをかりやすく紹介

いつから飾る?五月人形の飾り方と注意ポイントをかりやすく紹介

男の子が生まれたら、元気に育ってもらいたいという願いを込めて、五月人形や鯉のぼりを飾る風習があります。毎年飾りつけを行う必要があり、鎧や兜などは部品やアイテムを組み立てなければなりません。五月人形の大きさや種類によって、飾り方もさまざまあることから、どのように飾るのか気になる方もいるでしょう。

そこで今回の記事では、五月人形の飾り方についてご紹介します。これから五月人形の購入を検討している方や、飾り方を忘れてしまった方も、飾るタイミングや最適な場所選びについても、参考にしてみてください。

五月人形の飾るタイミング

ひな祭りが終わると、五月人形の飾り付けをはじめることが可能です。ここでは、いつ頃から飾ると良いのか、タイミングについてご紹介します。

4月に入ったら飾りはじめる

五月人形の飾りはじめているのが多くみられるのは、「4月」です。3月中旬から飾っても良いのですが、4月1日からや、4月の中旬から飾りはじめる傾向があります。「必ずいつから飾らないと」という決まりはありませんが、縁起が良い飾りなので、できるだけ長い期間飾れるよう、4月に飾りはじめるとよいでしょう。

一夜飾りは縁起が良くない

お正月のしめ縄などでも言われますが、「一夜飾り」のように節句前の前日に飾り付けをするのはやめましょう。忙しいからといって、一夜飾りは神様に失礼なため、縁起が良くありません。遅くともゴールデンウイーク前までには飾りつけを済ませておき、健康祈願をした方が良いでしょう。

五月人形を飾る場所を選ぶ時の注意ポイント

昔から五月人形を飾る場所は、和室の「床の間」とされていましたが、最近の住宅では和室がないなどの住宅事情もあるでしょう。ここでは、床の間に限らず、五月人形を飾る最適な場所について選ぶため、注意するポイントをご紹介します。

直射日光が当たらない場所

日当たりが良いからといって、直射日光を浴びてしまう場所はやめましょう。紫外線などの影響を受けやすく、劣化しやすい環境だからです。人形や道具が色褪せずに良い状態のまま維持していくためにも、直射日光が当たらない場所を選びましょう。

湿気のない乾燥している場所

五月人形を飾るなら、湿気のない乾燥している場所が良いでしょう。兜や鎧などに使われている金属部品などがサビついてしまう心配もなく、人形にとっても最適な場所だからです。できれば風通りの良い場所に飾ってあげると良いのですが、ヒーターやエアコンなどの風が直接当たるようならば注意が必要です。極端な乾燥や、風が当たる場所などは人形に負担をかけてしまうため控えましょう。

子どもや家族が集まる場所

子どもの健康を祈願する縁起の良いアイテムだからこそ、家族が集まる場所に飾るのも良いでしょう。子どもが目にする機会が多くなるのも、お祝いを楽しむ雰囲気づくりにも最適かもしれません。人目のつかない場所に飾るのではなく、ぜひ家族みんなが集まるリビングなどがおすすめです。

【種類別】五月人形を飾り方について

五月人形はサイズやアイテムによって、いつかの飾り方から選べます。ここでは、五月人形の種類別に飾り方についてご紹介します。

平飾り

五月人形を飾る方法の定番とも言える「平飾り」には、3つの飾り方があります。

大きな鎧などを飾る際に適している「平台飾り」は、戦国時代を感じさせる名将がいるかのような、堂々たる雰囲気を演出する飾り方です。

床の間などの広いスペースに、本格的な五月人形を飾るのに適しているのが「床飾り」です。大きいサイズの五月人形を飾る、飾り場所に余裕があるならば、迫力あるおすすめの飾り方になります。

平台飾りよりも高さのある台を用意して飾る「高床台飾り」は、イス生活の現代にピッタリな飾りつけの方法とも言えるでしょう。高さを出して飾れるため、視点も高くなり、洋風の部屋にも馴染みやすいでしょう。

段飾り

五月人形にもひな壇のように、何段かで構成されており、ひな壇に飾る方法があります。

上の段には鎧や兜などのアイテムを飾り、下の段には3種類のお供え物を飾ります。この3つのお供え物は「三宝」と呼ばれ、端午の節句に欠かせないお供え物です。

二段飾りよりも豪華な印象を与える三段飾りは、現代の鎧飾りの主流になっています。三宝の他にも、「軍扇」「陣太鼓」などの大将を象徴するアイテムも飾ります。

収納・ケース飾り

五月人形がすでにセットになっている収納飾りやケース飾りは、組立てる必要がなく飾りやすいと人気があります。ケースに収納されているため、空調の向きや風当りを気にせずに飾れるメリットもあります。ただし、直射日光は避けなければなりません。

まとめ

縁起の良い五月人形を飾るには、事前に最適な飾る場所を選ぶことが大切です。せっかく素敵な飾りを行っても、適切な飾るタイミングを逃しては意味がありません。子どもの健康を願うためにも、家族みんなで飾り付けを楽しみながら、端午の節句を楽しんでみませんか。

「有限会社伊川彫刻店」では、お客様のご希望のデザインからサイズまで、オーダーメイドで五月人形をおつくりいただけます。機械をつかわずに、ひとつひとつ手彫りで丁寧に仕上げてまいります。世界に一つしかない五月人形を、ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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